代表メッセージ

月岡果樹園代表の月岡純希です。2025年4月、先代より果樹園の経営を引き継ぎ、信州小布施の地で果樹栽培をスタートしました。

私が就農に至った経緯と私自身の想いについて、以下に記しておきたいと思います。

子供時代〜青年期の体験)

祖父母が果樹農家を営んでいたため、実家にはいつも新鮮なフルーツがあり、幼少期から当たり前に食べていました。

亡くなった祖母は”こんなに新鮮な果物は天皇陛下でも食べられないよ”とよく口にしていたことが思い出され、当時は何の気なしに聞いておりましたが、高校を卒業し地元を離れてみると、めっきり果物を食べる機会が減ってしまい、いつも当たり前のように目の前にあった新鮮なフルーツは、実は他に代えられない、有難いものであったことに気付かされました。

社会人での経験〜Uターン移住)

大卒後、新卒にて10年の間、総合商社に勤務しました。いくつかの仕事に携わる中で、偶然にも出向先関連会社にて加工フルーツの輸入業務に携わる機会を得ました。約4年間携わったそこでの仕事は、大手食品メーカー等へ最終製品の原料となる加工果実原料(缶詰や冷凍品等)を調達・輸入し、日本国内の客先への納品までを管理する仕事でした。

この時の仕事を通じて、私は様々な海外の果実生産・加工の現場に立ち入る機会に恵まれました。産地や加工現場が、フルーツを中心に活気にあふれている姿を目の当たりにし、改めてフルーツが潜在的に持っている魅力が人々を引き寄せていることを感じました。そして気づけば私自身もその魅力に引き込まれていきました。

海外農場視察時の記念写真

 

同時に少年期、身近でフルーツと触れ合ってきた経験も思い出され、成り手不足の高齢化で縮小する日本の果実生産の現場でも、まだやれることがあるのではないかと、次第に想いを募らせていきました。

それらの経験がきっかけとなり、妻を説得し、思い切って脱サラするに至りました。そして地元、小布施町にUターン。長野県の里親研修制度等を活用させていただき、果樹の栽培について学びながら、果樹園の引き継ぎ・開園準備を進めてきました。

古い木を抜根し、改植を進める園主の図

ひとつの農家が縮小していく日本の果樹産業の現状を変えることは難しいかもしれませんが、できるかぎり多くのお客様に本物に触れて、食べていただき、フルーツの魅力を伝えていきたいと考えております。

当園の今後の取り組みにご期待ください!

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