桃園で焚き火

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4月27日深夜2時、桃園で焚き火をしました。(消防署に届出済)

この時期、夜空が晴れ渡ると放射冷却現象により、夜明け前の気温が氷点下を下回ることがあります。

わずかに0℃を下回る程度であれば問題ないのですが、気温が低くなりすぎるとせっかく花開いた桃たちがダメージを受け、実にならずにお亡くなりになってしまうことがあります。

これを晩霜害といい、ひどい時には全滅になってしまうこともあるのです。

その対策として、樹園地内で燃料を燃やし、気温が下がらないようにする方法があります。(燃焼法)

26日は日中暖かかったのですが、夜になり一気に冷え込み、夜明け前の2-3時間に氷点下を下回り、花芽がダメージを受ける可能性が出てきました。

そのため、燃焼法を実施しました。

丑三つ時に園地を駆けずり回って火を焚くのはかなりこたえますが、場合によっては、この朝方の2-3時間の動きで収穫の成否が大きく分かれる可能性もあります。

まさに果樹農家の天王山。

着火し終わってみるとなんだかエモい感じでした(キャンプファイヤーを思い出します)。

危機を乗り越え、今年も無事実ってくれることを願うばかりです。。