当園ぶどうの樹園地では、”ライムギ””ヘアリーベッチ”という2種類の緑肥による草生栽培にチャレンジしています。
生長旺盛なライムギは、通常の雑草よりも深く、根が土の中に張り巡らされていきます。そうして無数の”根穴”が地中にできることで、人や機械が行う以上に、畑は自然の力で耕されていきます。
また小動物や微生物が増えることで、土壌が団粒化し、園地の保水性や排水性の向上も期待できるのです。
ヘアリーベッチは、マメ科植物のため、根に根粒菌を共生します。根粒菌は空気中から植物の生長に必要なチッ素成分を固定し、供給してくれることが期待できます。
太陽の力で草を育て、畑の栄養に。自然の力を借りた土づくりを行なっています。健康な樹を育てるために、まずは土づくりから取り組んでいます。

太陽の光を浴びてグングン育つライムギ

可憐な紫色の花を咲かせるヘアリーベッチ